現在、世界で最も高い建造物は、アラブ首長国連邦ドバイにある高さ828mのブルジュ・ハリーファですが、中国の建設大手、遠大集団(北京市)が、ブルジュ・ハリーファをさらに10m上回る世界で最も高い838mの超高層ビル「空中城市(Sky City)」を湖南省長沙に建設する計画を進めています。計画では、このビルの建設期間はたった3ヶ月だといいます。
空中城市建設には、15日間(360時間)で30階建てのビルを建設したプレハブ工法のような技術が使われるといいます。
中国紙、東方早報によると、構造体をモジュール化して組み上げる工法で近く本格着工し、7ヶ月という猛スピードで年末までに完成させる予定といいます。また、別の報道では3ヶ月でビルを建設するという計画とされています。
地上220階建ての空中城市は、計画通りに完成すれば、現在、世界一の高さのアラブ首長国連邦ドバイにある高さ828mのブルジュ・ハリーファを10m抜くことになります。ちなみにブルジュ・ハリーファは、完成までに6年もの歳月を費やしています。
現在は、役所から最終的な承認を待っている段階だといい、上手くいけば2013年までに世界一の建物になる可能性もあるといいます。また、仮に空中城市が完成すれば、最近になって完成した日本の東京スカイツリーは世界で3番目の高さの人工の建造物となります。
建設費は40億元(約520億円)。オフィスや住宅、商業施設として活用されます。また完成時には3万人以上の収用が可能だといいます。