初めてガーナにビデオデッキが輸入されたのは、1980年代になってからです。それ以降、ガーナ国内の都会的な街にはスクリーンとベンチを備えた簡素な映画館が造られました。今回は、そんな非公式な映画館「モバイルシネマ」で使われていた味のある手描きの映画ポスター27
点をご紹介します。有名作品目白押しですが、本編を知っていると思わず笑ってしまうような映画ポスターをご覧ください。
これらの映画ポスターは、客を集めるために非公式で作られたもので、その多くは小麦粉の袋をキャンバスとして描かれています。また、雇われた絵師たちは、見たことがない作品のポスターを制作しているため、必要に応じて勝手なイメージや過度な誇張が反映されています。
ガーナでは、テレビやビデオの普及によって、1990年代半ばからモバイルシネマの数が減少していますが、それでもなお手描きのポスターは残り続けました。