高画質すぎる!!ディスプレイを革新するIGZOの新技術 – シャープ、498ppi液晶・4K有機ELなどを試作


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シャープと半導体エネルギー研究所は、酸化物半導体(IGZO)の新しい結晶構造「CAAC」を発見し、これを使った新しい半導体技術を開発しました。

現行のIGZOに対し、TFTの更なる小型化や高性能化が実現でき、ディスプレイの高精細化や低消費電力化に貢献する技術です。

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この技術を使って、スマートフォン向けとモバイル機器向けに2つのタイプの液晶ディスプレイが試作されています。画素密度が、それぞれ、4.9型で302ppi、6.1型で498ppiという、非常に高精細なディスプレイとなっています。

シャープは、このIGZOの新技術を採用した液晶ディスプレイの早期実用化を目指しています。

この技術は、有機ELディスプレイへの適用も可能で、13.5型の4Kタイプと3.4型のフレキシブルタイプが試作されています。有機ELについては、現在のところ実用化の予定は無く、今後の市場ニーズに備え、両社で研究開発を進める予定です。

一方で、シャープは、現行のIGZOを採用した液晶パネルの生産を4月より開始しています。

パネルの仕様は、液晶モニター向けに画素数3840×2160、画素密度140ppiの32型、高精細ノートPC向けに画素数2560×1600、画素密度300ppiの10型、タブレット向けに画素数800×1200、画素密度217ppiの7型の3タイプで、IGZOによる高精細化と低消費電力化、高い生産性を特徴としています。

低消費電力については、TFTの小型化に加え、高いOFF性能によって実現されています。1フレーム毎に駆動していた従来方式に対し、表示の変更がない場合には休止期間を設けることができる新しい駆動方式により、1/5~1/10まで電力消費を抑えています。

この高いOFF性能をタッチパネルに応用することで、タッチパネルの高性能化も実現できます。液晶パネルの駆動が休止した際にタッチを検出し、液晶パネル駆動時にタッチパネルを休止させることで、液晶パネルの駆動によるノイズを受けずにタッチ信号を検出できるため、タッチパネルの検出精度を飛躍的に向上させることが可能となっています。

省電力で薄くて高画質というこの液晶ディスプレイ、「革命的になると思います。良い意味で化け物です。」という言葉通りの出来栄えですね。

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