株主から損害賠償を求め提訴までされているフェイスブックですが、株価の下落が止まらないようです。
29日のニューヨーク株式市場で、米交流サイト(SNS)最大手フェイスブックの株が30ドルを割り込んで、18日の上場以来の最安値を更新し、前週末比9.6%安の28.84ドルで取引を終えました。
公募価格の38ドルからは、1週間余りのうちに24%超下落したことになります。もともとこの価格に対しては、株価収益率(PER)が100を超えるとして割高感を指摘する声が多かったといいます。上場初日の終値はわずかに上昇したものの、週末をはさんで2日間の取引で約18%急落。その後は先週末までにやや持ち直していました。
市場ではフェイスブックが携帯端末向けソフトを開発するノルウェーのオペラの買収に動いているとの観測が流れ、オペラ株は19.5%高となったものの、フェイスブック株の上昇にはつながりませんでした。
上場後から、かなり苦戦しているフェイスブック。オペラ買収の噂も株価には影響を与えなかったようです。今後の動きにも注目ですね。