先日お伝えしましたツイッターのパスワードが大量流出事件ですが、ツイッターが調査した結果、ツイッターからは情報が流出していないことが明らかとなりました。流出したとされる5万5000件の情報は、どうやら外部での情報漏えいによるもののようです。
2012年5月10日、ツイッターはブログで『昨日の「パスワード流出」というニュースについて』という記事を投稿しました。記事内容は以下のとおりです。
昨日、日本でもTwitterのIDやパスワードが流出したという情報が駆け巡りました。ご心配をおかけし、申し訳ございません。関係部署があらためて検証したところ、Twitterからはどなたの情報も流出していないことが確認されました。
また、流失したとされて外部のサイトにポストされているアカウントには、Twitterからパスワードのリセットのリクエストをかけました。これらのアカウントはTwitterではないサイトから出たものと考えられます。大半はスパムアカウントとして停止されているもので、普通にTwitterを使われている方々のアカウントはこのリストには含まれていません。
今回のようなことが起こらないよう、以下の点をご注意いただきたくお願いします。
1) ログインされるサイトが信頼できるサイトかどうかをご確認下さい。残念なことに、インターネット上にはまだいくつものフィッシングサイトが存在します。URLの確認をしましょう。
2) パスワードは安全性の高いものにしましょう。生年月日や英単語そのものではなく、自分だけがわかるパスワードにすることはとても大切です。また、ひとつのパスワードをいくつものサービスに利用することは避けましょう。パスワードについてはこちらの記事もご参照下さい。
ユーザーの皆さんに安心して利用いただけるよう、多くのTwitterのエンジニアたちが努力を続けています。Twitterのルールに違反していると思われることを見つけられましたら、こちらまでご連絡下さい。(引用ここまで)
ツイッターの報告によると、パスワードなどの個人情報の流出はツイッターからではなく、外部サイトによるものの可能性が高いということです。そのため、ツイッターを使っているだけのユーザーの情報は、一切流出していないといいます。
また、こういった情報流出を防ぐために、
1)ログインする際には信頼できるサイトかどうかを確認すること
2)安全性の高いパスワードを使うこと
の2点を挙げています。
今回の事件は、ツイッターに限らずあらゆるサイトで起こる可能性があるため、「危険だな」と思った方はパスワードをチェックするなどの作業を今すぐに行ったほうがいいかもしれません。パスワードを変更する際には、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。