台湾で、教え子の女子児童12人に対してわいせつ行為を繰り返した教師に対して、現地裁判所は懲役4613年の罪にあたると認定した。台湾メディア・TVBSが伝えました。
台中市沙鹿区の補修校の担任教師兼運転手をしていた被告の男は、2006年から3年間、補修校に通っていた女子児童12人に対して性的暴行267回、強制わいせつ746回の計1013回わいせつ行為に及んだとされています。児童らは被害を受けたことを隠していたが、昨年6月に1人が教師に打ち明けたことで事件が発覚しました。
3年間で計1013回わいせつ行為に及んだということは、単純に計算するとほぼ1日に1回はわいせつな行為を行っていたということになります。
現地警察は昨年男を逮捕、1審は懲役30年が言い渡したが被告側が控訴していた。このほど台湾高等法院台中分院で開かれた2審では、犯行の悪質さや反省の態度が見られないことを指摘した上で、「一罪一罰」の原則に基づき、懲役4613年10カ月の罪であるとの認定を下しました。しかし、有期刑の最長期間は30年であることから、実際の判決として懲役30年を言い渡し、1審判決を支持する形となりました。