京都大学生存圏研究所の矢野教授は、植物の体を支えるセルロースの繊維に注目し、それを抽出することで金属材料に匹敵する強さと、ガラスのような透明度を持つバイオナノファイバー素材を作り出すことに成功しました。太陽電池の基盤や有機ELの基盤などへの応用も期待される、これまでにない新素材をご覧ください。
矢野教授が開発したバイオナノファイバー素材は、金属材料に匹敵する強さと、ガラスのような透明度を持つこれまでにない全く新しい素材だといいます。さらに、自然界にセルロースについで豊富に存在する蟹の殻に代表されるキチン質のナノファイバーからもナノファイバーによる透明材料を作り出すことに成功しました。これらの材料は熱膨張が極めて少ないことから、太陽電池の基盤や有機ELの基盤などへのなど精密機器への活用が期待されています。
こういった新素材は、今後現れるであろうさまざまなガジェットなどに必要不可欠なものとなります。あとは、このバイオナノファイバー素材を使って新しい新製品を作るだけですね。