これまで破竹の勢いでユーザーを増やしてきたグーグルのソーシャルネットワーキングサービス「Google+」が、3ヶ月を経て招待なしで誰にでも利用できるようになりました。また、この3ヶ月の間に100の機能改善を行ったようです。
グーグルの「Google+ プロジェクト」によると、「Google+」をオープンしてからこれまでの3ヶ月(約90日間)の運用期間でユーザーからのフィードバックによって91の機能改善をしてきたとのことで、本日さらに9つの機能改善を行いました。
その機能改善とは
ビデオチャットルーム: より多くの場所から、より多くの人と、より多くのことを
92:携帯端末でビデオチャットルーム
携帯端末を使ってビデオチャットができます。いつでも、どこでも、誰とでもコミュニケーションが取れるようになるようです。
93:ビデオチャットルームのオンエア機能
ただチャットするだけでなく、多くの人にその様子を公開できます。初めのうちは一部ユーザーしか利用できませんが、通常通り9人まででチャットを行うことが可能で、さらに誰でもその様子を見ることができます。
94、95、96、97、追加機能版のビデオチャットルーム
すでにビデオチャットルームでは、何人かで同時にチャットしたり、他の人と同時にYouTubeを観たりできましたが、グーグルはより多くの機能をさらに追加したいと考えているようで、いくつかの機能を試していただける追加機能版のビデオチャットルームを用意しました。
94:スクリーンの共有
旅行の写真、ゲームのハイスコア、コンパイラのコードなど、自分のコンピュータの画面上に表示されているスクリーンを共有できます。
95:スケッチブック
他のユーザーと一緒に絵を描けます。
96:Googleドキュメント
文書やプレゼンテーションを同時に作成できます。
97:テーマ別ビデオチャットルーム
好きなテーマでビデオチャットルームを設定し、ユーザー同士で公開ディスカッションができます。
98:ビデオチャットルームAPI
創造的なユーザーのためにAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース:アプリケーションから利用できる、オペレーティングシステムやプログラミング言語で用意されたライブラリなどの機能の入り口となるものである。主に、ファイル制御、ウインドウ制御、画像処理、文字制御などのための関数として提供されることが多い。つまり、簡単にいえば、アプリケーションをプログラムするにあたって、プログラムの手間を省くため、もっと簡潔にプログラムできるように設定されたインターフェースの事である。)が公開されます。新しいゲームやアプリが続々作成されるかもしれません。
検索: 気になるユーザーや投稿を検索
99:「Google+」上での検索も可能に
ウェブ検索同様の検索機能が「Google+」でも使用できます。「Google+」の検索ボックスに検索クエリを入力すれば、クエリと関係のあるユーザーや投稿が表示されます。
「Google+」の検索結果には検索したユーザー本人にしか見えない情報も含まれるので、限定公開された家族の投稿も、一般公開されている国際ニュースも同じように見つけることができます。
全ての人に公開
100:招待なしで「Google+」を利用可能に
90日間の試験運用の結果、多くの人に利用可能な段階を迎えたため招待がなくても「Google+」を利用できるように開放されました。
これまでSNSはフェイスブックの独壇場でしたが、ツイッターや「Google+」の登場によってこれまでにない新しいタイプのSNSが急速に広がっています。今後「Google+」にはどのような機能が追加されていくのでしょうか。