フルートとボイスパーカッションをミックスするようなことをしない限り、1人での演奏にはどうしても限界があります。しかし、このストリートパフォーマーはバイオリンで演奏した音を録音して、それに新しい音を幾重にも重ねることで独奏とは思えない素晴らしい演奏を披露してくれます。
このストリートパフォーマの男性ブライソン・アンドレス(Bryson Andres)さんは、エフェクターを使うことで一度弾いたメロディーを録音しておき、さらにその上から新しく弾いた音を幾重にも重ねることで重奏のような演奏を再現しています。その時点で弾いている音を、そのあと弾く音と重ねることを考慮しながらの演奏のため、実際には見ている以上のセンスが必要そうです。
また彼は、アメリカ合衆国ワシントン州東部に位置する中規模商工業都市スポケーンを中心に、ストリートパフォーマンスしているようです。
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しかも、この小さなミスが大きな失敗になるかもしれない演奏方法を、失敗が許されない路上ライブで実現しているのが素晴らしいですね。目を閉じれば数人で演奏しているようにも聴こえる、見ていても楽しいバイオリンを使ったストリートパフォーマンスでした。
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