歴史的にもアヘンやヘロインといった薬物と深い関係があるインドでは、現在でもかなり簡単にアヘンが手に入ります。そのため、それらの薬物を原料に精製されるヘロイン(通称ブラウン)や、純度の高いヘロインが流通しており、中毒者が増加しているといいます。
今回は、人間に大きな影響を及ぼしてしまうヘロイン中毒となった人々をとらえた写真42点をご紹介します。写真を見る限り、状況はかなり深刻なようで若年層にも影響が出ているようです。
こちらは、喫煙によって摂取する方法のようです。英国、インド、清国の三角貿易では、茶・アヘン・綿織物の交易が行われ、清国では喫煙によるアヘンの摂取方法が広がり深刻な被害が出ました。
喫煙以外にも、注射によって腹部に直接、注入する方法も用いられているようです。注射器の使用では、使いまわすことで病気やウイルスが広がることも懸念されます。
薬物の影響で、「クロコダイル」のように足の壊死が起こっているようです。
道端で倒れ込む人や恍惚の表情を浮かべる人、さらにそれらの中毒者を取り巻く劣悪な環境が、よく分かる写真ばかりでした。インドの歴史的な経緯や経済的な問題から、これらの薬物問題の解決は一朝一夕ではいかなさそうです。