最近では、”トイデジ”と呼ばれる小型のオモチャのようなカメラが流行しており、そのことはパワーショベルという会社が発売している超小型USBカメラ「CLAP」と絡めてご紹介しました。今回は、そんなトイデジに登場した昔懐かしい8mmフィルムのような風合いを表現することのできる「Bee」をご紹介します。
FUUVI(フーヴィ)が開発したトイデジタルムービーカメラ「Bee」は、動画をご覧になればお分かりのとおり、まるで昔使われていたレトロな味わいを醸しだす8mmビデオカメラのような映像を撮影することができます。また、ホンモノの8mmビデオカメラのように難しい設定や技術は必要なく撮影でき、さらに動画だけでなく静止画まで撮影可能となっています。
画素数は130万画素、動画(640×480/30fps、AVI)、静止画(1280×960、JPG)撮影に対応。映像の色合いは、何度も微調整をしてノスタルジックな風合いを再現しています。カメラ自体も非常にコンパクトで、日常を撮影するための持ち運びにも非常に便利です。
レンズはF2.8(f=1.56mm)、ISO100、記録メディアはMicro SD/SDHC(最大16GB)に対応。USBケーブルでパソコンに接続して、データ転送や充電を行えます。サイズはW76×H73×D20mm、重さ24g、付属のフレンチカラーストラップでカバンなどにつけて持ち運べます。
FUUVIのスタッフによると、「昔の8mmカメラに憧れていたけれどハードルが高くて挑戦できなかったので、手軽に楽しめるような形で再現できないか」ということで、2年前から「Bee」を企画し、ファインダー撮影などの8mmビデオカメラの楽しい部分を残して、誰もが簡単に扱えるトイデジタルムービーカメラを開発したそうです。
2GBのmicroSDカードを使用した場合、約45分のムービー(または約1万枚の静止画)を撮影できる容量があるということで、日常のちょっとした風景やイベントで使う分には問題ないデータ量となっています。販売価格は4830円で2011年12月16日から販売を開始しています。
今や、動画撮影だけならデジタルカメラ以外にもスマートフォンなどでも十分ですが、こんな風にレトロな味わいが出せる付加価値は面白いですよね。デジタルカメラやスマートフォンにも、こんな風にレトロな風合いを出せるモードなんかを入れれば人気が出るかもしれません。