ジョン・レノンといえば、言わずも知れた世界的ロックバンド「ザ・ビートルズ」のメンバーであり、先日の10月9日には、ストリートミュージシャンが71歳の誕生日を祝うほど、現在でも多くのファンに愛されている人物です。
このほど、そんなジョン・レノンの歯がオークションに出品されることが分かりました。
このジョン・レノンの歯は、11月15日にアメリカの「オメガオークションハウス」に出品される予定だといいます。また、最低落札価格は16,000ドル(約123万円)と設定されるとのことです。
明らかに虫歯だと思われる空洞ができたこの歯の出品者は、ジョン・レノンの自宅で家政婦として働いていたドロシー・ジャレット(Dorothy “Dot” Jarlett)さんです。
ジャレットさんの息子であるバリーさんによると、1964年~1968年にジャレットさんが家政婦としてジョン・レノンの自宅で働いていたようで、ジョン・レノンとも深い親交があったといいます。
バリーさんは「ジョンと母は非常に仲がよかった。ある日、台所でジョンと話をしていた母は、ジョンから歯を貰ったそうです(この歯はその日、歯医者に行ったジョンが記念としてもらったもの)。そして、ビートルズファンであった私の妹にプレゼントするように言いました。」「それ以来、家族ぐるみの親交がありました。」と、歯を入手した経緯を語りました。
その後、バリーさんの妹が結婚してカナダに行ってからの40年間は、カナダを離れた2年間を除いて、ジョンの歯はカナダで保存されていました。
現在、90歳のジャレットさんは、このタイミングで出品することこそが歯を損失するリスクを減らせる最適なタイミングだとしています。
この歯は、あまりにも壊れやすい状態のためDNA鑑定にかけることは出来ないそうですが、直接渡しているため出所は分かっており信憑性は高いといいます。
ジャレットさんは、長年ジョンと家族ぐるみの交流を行っており、歯以外にも、革のサイフや日本旅行のお土産として真珠のネックレスを貰ったそうです。