通貨はその国の信頼があるからこそ、その価値を維持できます。しかし、ベラルーシで使われているベラルーシ・ルーブルは、ソビエト連邦からの独立やインフレの拡大によって通貨の切り下げ(デノミネーション)を行ったことで、昔の紙幣の価値は紙くず同然となりました。
今回は、そんな紙幣を使ってビールを買ってみたという動画です。札束の山と店員さんの表情に注目してご覧ください。
映像で確認できる限りでは、合計48本のビールを買った若者たち。支払いに持ち出したのは、カバン一杯に詰め込まれた札束の山でした。次から次へとレジに出される札束を見て、店員さんは困惑の表情を浮かべながら頭を抱えてしまいます。しかし、お金であることには間違いないので、うんざりしながら電卓を置いて紙幣の山を数え始めます。
ベラルーシでは、2度の通貨切り下げが行われたそうで、通貨切り下げ後に最初に使われていた通貨で支払ったのが今回の映像だといいます。
日本では瓶ビール1本が300円程度のようなので、日本の感覚ならこの札束の山の総額はだいたい1万5000円程度になりそうです。この映像で、経済が崩壊すると起こる混乱を垣間見れたのではないでしょうか。