窓ガラスで発電が出来たとしたら世界はどうなるでしょう?事業家ジャスティン・ホール・ティピングが、これを実現する素材や、いかに「通常」という概念を問うことが類稀な飛躍的進歩に繋がるかについて説明する心を打つ講演です。
ジャスティン・ホール・ティピングは、ミクロレベルで物質を操作することで”通常”ではありえない、これまでになかった性質を持つ素材や装置を開発しています。その中には、熱や光の透過具合を自由自在に変えられるフィルター、赤外線から電気を生み出すフィルター、電気を操作できる装置などがあります。
これらの装置を組み合わせれば、どこでもエネルギーを生産し、好きな場所に光の形状でエネルギーを送ることも可能だといいます。つまり、これまで必要だった発電所や送電線は必要なくなり、エネルギーを安価で無尽蔵に生み出すことができます。さらに、このことによって莫大なエネルギーが必要な水の安定的供給が世界中のどの場所でも実現しうるとしています。
この講演は、これまでの常識に捉われない新しい視点で考察することで、飛躍的な進歩ができる可能性を示唆しています。そして、その飛躍は世界中の人々のために必要不可欠なものと言えます。