ipadやiphoneやスマートフォンによる「新しい形の出版物」が注目を集めていますが、もはや「本は読む」ためだけのモノではないのかもしれません。
ソフトウェア開発者のマイク・マタスがiPadのための初の長編インタラクティブブックを披露します。巧妙で、スワイプでき、いろいろ遊べるグラフィックスや素敵な可視化データがあります。本はアル・ゴアの『私たちの選択』で、『不都合な真実』の続編です。
説明にもあるように、感覚的にタッチしてポンで様々な操作を行えるのはもちろんのこと、地図やグラフ、音声までがコンテンツとして内臓されていることに驚きます。
また、「デジタルブック」はこれまでの「本」ように一方的に情報を吐き出すものではなく、双方向の情報のやりとりが可能であることが革新的だといえます。
今後「デジタルブック」の登場によってマンガ、アニメ、小説、映画などこれまでにあったコンテンツ垣根は無くなっていくことが予想され、それは同時にIT業界や出版業界、映画業界といった垣根をも打ち崩すことを意味するでしょう。
この変化に対応できる日本の企業は果たしてどれだけあるのかにも注目していきたいと思います。