11月5日から映画「カイジ2~人生奪回ゲーム~」が公開されていますが、この映画の主人公カイジのようにギャンブルで人生を一発逆転した男が存在しました。ドイツ人のピウス・ハインツさん(22歳)がラスベガスで行われていたポーカーのワールドシリーズ(世界大会)で、チェコ人のMartin Staszkoさんを見事破り、872万ドル(6億8000万円)という優勝賞金を手にしました。
ざわざわ・・・ざわざわ・・・・
ハインツさんは沼に挑んだカイジと同じく、このポーカーの試合に人生を賭けていたそうです。しかし、カイジとの決定的に大きく違うのは“大会の半年前からこれを最後にポーカーをやめること”を考えていた点です。
ハインツさんは、最後の、そして最大の大会となったこのゲームに勝利し、872万ドル(6億8000万円)という大金を手に入れました。
ハインツさんはワシントンポストに「正直なところ、このお金をどうすればいいかわからないよ」「家族にプレゼントでもしようかな」「今日は私の人生の中で最高の日になったよ。何が起こっているのか信じられない。まるで現実じゃないみたいだ」と答えました。
この大会の様子は、15分のタイムラグがありましたテレビで生中継されました。
健闘を称えあうハインツさん(左)と敗れたStaszkoさん(右)
今回の大会には世界85カ国から6865人が集まりました。
ハインツさんは、この大会を最後にポーカープロを引退し、大学で勉強するつもりだそうです。