電気通信大学の内田研究室のグループは「イノベーション・ジャパン2011‐大学見本市」でバルーン魚ロボットのデモ飛行を行いました。
このロボットは、飛行船ロボットと魚型ロボットの特徴を併せ持ち魚のくねり運動により、ゆっくりと空中を浮遊します。ロボットは遠隔で操作でき、空調の影響を受けない室内であれば、ある程度好きな方向や高さに飛ばすことができます。まさにサメラジコンを連想させる動きをみせてくれます。
このロボットはバルーン自体が大きいくプロペラがないため、イベント会場で広告を付けて周遊させるなどの利用法を考えているそうです。生物的なフォルムで機械的な印象を与えないため、これまでに無い広告・宣伝効果が期待されています。
バルーン魚ロボットは、頭部と胴体部と尾びれで構成され、それらをつなぐバネ関節を周期的に駆動することで、魚の推進機構である「くねり運動」を再現し、両サイドに付けた胸びれを動かす事で、旋回や上下運動を可能にしています。
今後は、イワシの群れのように多くの数を泳がすことで違ったイメージを生み出すことも目指しており、将来的には玩具や空中水族館などの展開をしていきたいとしています。