4月7日、ロシアのモスクワにある「ペリカン・オート」という自動車店に、女性が自動車で突入し暴走する事件が発生しました。事件を起こした動機はなんと、「サービスに不満があった」からだといいます。一部始終をとらえた監視カメラの映像をご覧ください。
ミハイル・クストフ(41歳)は、自動車を修理するため早朝に「ペリカン・オート」を訪れました。しかし、約束の時間から20分が経過しても待たされていたため、自動車店のショールームに自動車で突入するという暴挙にでたといいます。
ショーウィンドウを自動車で割って進入したクストフは、ショールーム内を何度も暴走しました。その後、警備員がクストフの自動車の助手席の窓ガラスを割り、暴走を停止させました。
この事件で死人やケガ人は出なかったものの、被害総額は3万5000ドル(約280万円)に上り、クストフは懲役5年が求刑されています。
また「ペリカン・オート」は、新しい顧客を呼び込み、損害を補うための寄付を呼びかけるため、店内の監視映像を公開しました。
20分待たされたくらいで大暴れする女性にも驚きますが、その一部始終を公開し、どうにか損失を穴埋めしようとする「ペリカン・オート」の商魂のたくましさにも驚かされますね。