以前、世界各地に存在する危険で美しい6つの道路でもご紹介した、南アメリカのボリビアにある「Yungas Road(死の道)」で、目を疑うような信じられない光景が撮影されました。
今にも崩れそうな危険な道を1台の大型バスが慎重に進みますが、道がバスの重量に耐え切れず崩れ、そのまま崖下に墜落してしまう一部始終をとらえた映像をご紹介します。
崖っぷちにある危険な道を進むバスを、1人の男がジェスチャーで誘導しますが、次の瞬間、左側の後輪が崖に落ちたことで進めなくなり、さらに崖が崩れたことでそのまま崖下に落下してしまいました。
このとき、大雨によって道路がぬかるんでいたこともあり、バスの運転手は乗客75人全てを降ろしていました。そのためバスには運転手1人しか乗っておらず、崖下50mに落下したバスは大破、バスの運転手は死亡しました。この日雨によって道路がもろくなっており道が崩れやすくなっていたことが事故の要因とも考えられています。
この道は、年間200人~300人の通行者が命を落とすことから死の道”とも呼ばれており、全長約61kmの道路は標高4000mにあり、道路の横の断崖絶壁は高さ300mにも及ぶといいます。