価格1ドル(約80円)、わずか15分程度でエイズを引き起こすHIVウイルスに完成しているのかが分かるポータブル血液検査ガジェットが、発展途上国のエイズ対策の突破口になるとして賞賛されています。
クレジットカードサイズの血液検査ガジェット「mChip」は、ルワンダでのHIVウイルス検査でほぼ100%という高確率で診断することに成功しました。
またキガリという町で数百人を動員し行われたプロトタイプのテストでは、HIVに関しては95%、梅毒には76%という高い精度を証明しました。
このカードはプラスチックで出来ておりアメリカ製で、コロンビア大学出身の科学者によって発明されました。
使い方は、血液をカードにたらし読み取り機にセットすると15分程度で簡単に結果が分かります。また、結果の表示も妊娠検査薬のように分かりやすくなっています。低価格で容易に使え、その上クリニックのような施設もなく高精度であることから、発展途上国などでの活躍が多いに期待されています。
研究者は現在、アフリカの性感染疾患に苦しんでいる妊婦のためにも、このガジェットが普及し検査が行われることを願っています。
この技術はエイズだけでなく前立腺ガンなどの検査にも利用されているそうで、さらなる改良と普及に期待したいですね。