イギリスの研究者グループは見えているものをより明確に見せるためのバイオテックメガネの研究に取り組んでいます。
このメガネは、特定の視覚障害(色が見えない、はっきり見えない)などを支援するだけでなく、健常者にとっても有益なものになりそうです。
オックスフォード大学の研究者たちは、スマートフォン用の技術を応用してこのメガネ開発を進めています。
メガネの仕組みは、メガネのフレームに組み込まれた小型カメラによって情報を読み込み、レンズをスクリーンとして映像を映し出すことによって拡張現実を体験することができます。
普段見ているモノにプラスして、スクリーン上に有用な情報を追加することによって生活の利便性を高めることができるとしています。
例えば、顔認識ソフトウェアによって見た相手を記録しておき、ゲームのように相手の顔に名前が出るようにしたり、車やバイクなどの危険物をより強調して表示させたりなど様々な用途が期待されています。
分かりやすく言えば、映画「ターミネーター2」のロボット、アーノルド・シュワルツネッガーが見ていたような光景を見ることができるようになるといいます。
オックスフォード大学の研究者によると、バイオテックメガネを作るだけの技術はすでに揃っているので、今後は既存の技術をうまく結び付けていくことが重要なことだといいます。