現在、日本では円高が進んでいますがその理由の1つとして挙げられるのがアメリカの信用不安です。単純に言うと(これだけの理由ではありませんが)「アメリカドルが危険だ→安全そうな日本円を買おう」という動きがあるということです。
そこで、なぜ「アメリカが危険だ」となっているのかというと、アメリカでは法律で国債の発行上限(借金できる額)が決まっているのですが、現時点で限界まで借金をしています。ところが、8月2日にまでに国際を買い取らなければならない(借金を返さなければならない)のですが、その借金を返せる当てがないのでデフォルト(債務不履行)になる可能性があります。そのため「アメリカドルが危険だ」となっています。
ということで、今回はアメリカがいったいどれだけ借金してるのかを分かりやすく表してみました。
アメリカがこんなに借金を抱えていたなんて知っていましたか?
(現在1ドル=約80円)
15兆ドル
日本の借金は800兆円以上(約10兆ドル)なのでこれの3分の2くらいですね。
114.5兆ドル。(右のビルより高い100ドル紙幣のタワー1本)
これがアメリカの抱えている借金です。
これを見て「アホだろ(笑)」なんて言っていられないのが日本です。現在、日本はアメリカにお金を貸しているのでアメリカが倒れると日本も倒れてしまいます。というか世界が大混乱に陥ってしまいます。法律の改正によって再びアメリカの国債の発行上限は改正され問題が先延ばしされるでしょうが、これを見ていると世界経済が危険なことがよく分かりますね。
そのうちあんなドルやこんなドルが刷られるようになるのかも・・・・。
非常に分かりやすかったです。
視覚化すると、事の重大さが非常に鮮明になりますね。
冷静に考えて、114兆ドル(8000兆円以上)も借金を抱えているはずがありません。アメリカのGDPは多くとも1500兆円です(日本の3倍弱)なので、それだと国債残高をGDPで割ったとき、5倍以上になってしまいます。対GDPの国債残高は日本が200%以上で世界トップです。デフォルトしたあのギリシャでさえ対GDPの国債残高は160-170%と日本よりも低いのが現状です。
アメリカの借金とか日本の借金とか… 何故、いつも恣意的に政府の借金と国家全体の借金を混同するのか…?