アメリカ・カリフォルニア州モノ郡にあるアルカリ性で非常に塩分濃度の高い塩湖「モノ湖」をとらえたタイムラプス映像をご紹介します。まるで地球上の景色のように見えない湖の風景をご覧ください。
この映像は、モノ湖をとらえたタイムラプス映像。
モノ湖は、ロングバレー噴火の時期である少なくとも76万年前に形成されたと考えられています。灰の層の下の堆積物から、モノ湖はネバダ州とユタ州の大部分を占めていたより大きく古い湖の名残であり、北アメリカで最も古い湖の一つであることが示されています。『モノ』とは現地のネイティブアメリカンの言葉で『ハエ』を意味します。
モノ湖には周辺から表面流水が流れ込む場所であり、湖からの水の流出はありません。そのため、流れ込む水に溶けている塩は湖にたまり、pHと塩分濃度の上昇をもたらしています。湖の水にはカルシウムが大量に溶け込んでおり、湖底からは炭酸水が湧き出しているため、水中では石灰石の柱『TUFA TOWER』(トゥファタワー)が生成されています。
生物のいる気配が見えない独特の風景を作り出しており、まるで地球上の光景とは思えない景色となっていますね。また満天の夜空を見ていると、星が落ちてきそうにさえ思えます。