日本最小のネズミで、山口県などで準絶滅危惧種に指定されている「ホンドカヤネズミ」の赤ちゃん4匹が、山口市のきらら浜自然観察公園で見つかりました。とっても可愛いネズミの赤ちゃんをご覧ください。
カヤネズミは、頭胴長 54~79mm、尾長 47~91mm、体重 7~14gの日本では一番小さなネズミ。青森県、秋田県、岩手県などの東北地方や南西諸島においてはまだ発見されておらず、それ以外の地域では少しずつ発見の報告があり、東京都町田市など比較的都心に近い場所での発見例も多いといいます。背中はオレンジ色、腹部は真っ白といった色をしています。
今回発見された赤ちゃんは4匹で、体長約2.5cm、体重約3.3g、8月下旬に生まれたと推定されています。高さ1mほどの草の茎に、球状の巣があることに、草刈り中の職員が気付きました。
本州中部以南の草地や水田に生息していますが、個体数が激減しているとのこと。この公園で赤ちゃんが保護されたのは3年ぶりで、公園に行けば見ることができます。