心理学者ジョナサン・ハイトは、左派・右派の政治観の基礎を成す5つの倫理観について研究しています。目を開かせる話の中で、彼は両派が同様に称賛する倫理観を突き止めます。
ジョナサン・ハイトは、右翼的思想、左翼的思想を持つ人々の違いを心理学の観点から説明します。また基本となる5つの倫理観について考察します。
この5つの倫理観とは「1.危害、親切」「2.公正さ、互恵関係」「3.グループ性、忠誠」「4.権威、尊敬」「5.純粋さ、高潔さ」です。人間は、これら5つの倫理的要素を持って生まれ、成長とともに環境によって右派、左派に偏っていくといいます。
右派の左派の大きな違いは「1.危害、親切」「2.公正さ、互恵関係」ではなく、「3.グループ性、忠誠」「4.権威、尊敬」「5.純粋さ、高潔さ」に対して関心が高いか低いかが関わっています。
そしてこの右派と左派の衝突問題を解決するためには、右派、左派を超えて陰陽のように両方の性質を持つことが大切だといいます。
結局のところ、大切なのは中庸ということのようですね。