ハンス・ロスリングが問います。宗教によって出生率は異なるのか?それは世界の人口増加にどう影響するのか?カタールのドーハで行われた TEDxサミットで、宗教別の時系列チャートを駆使しながら、おなじみのユーモアとシャープな視点で、ハンスが世界の出生率に関する驚きの結論を導き出します。
ハンス・ロスリングは、宗教と出生率の関係をグラフを用いて説明します。この説明によると、宗教に関係なく時代が進むごとに世界中の国々で出生率が減少しているといいます。そして、この統計に基づいたグラフの結果から、出生率は死亡率の高さ、貧困からの脱出などに対応していることが分かります。
また不思議なことに、所得に関係なく出生率が下がることがあり、これは女性の社会進出によるものであると考えられます。
これらの結果から、世界人口は100億人程度を境に増加しないという結論を導き出します。非常にシンプルで分かりやすい統計を用いた説明でした。