最新ガジェットを使いこなすのは人間でも大変ですが、なんとオランウータンたちは造作もないことなのかもしれません。
ミルウォーキー動物園では、研究者たちがオランウータンにアップルの「iPad」を使わせて大きな反響を呼んでいます。このオランウータンたちは、「iPad」で絵を描いたりスカイプで他の動物園の生き物を見て楽しんでいるようです。
今回の実験で、「iPad」を渡されたオランウータンたちは、タッチスクリーンを使ってアプリで絵を描いたり、スカイプでペンギンなどの他の動物園の動物の様子を見たり、アニメや本を見て楽しんでいます。また、「iPad」を取り上げられたときには退屈そうにしたり落ち込んだりしているようです。
これらの結果から、動物たちにも生来タッチパネル操作をすることができる能力が備わっていることが明らかとなりました。
今後、「iPad」を使って離れたところで孤独に暮らす類人猿たちを通信させて孤独を癒すことや、離れたところで暮らす親子のオランウータンをつなげること、さらには野生の生活の動画を見せたり、野性のオランウータンと動物園のオランウータンを通信させて野生での生き方を教えるなど、学習にも役立てることを目指しているといいます。
もはや、人間だけでなく動物たちも情報化の波が押し寄せているようです。そのうち、人間よりもインターネットを上手く使う動物が出てくるかもしれませんね。