去年、潜伏先で拘束され負傷が原因で死亡したカダフィ大佐ですが、なぜかここにきて搬送中と思われる様子をとらえた新しい映像が発見されました。映像には、大勢の群集に囲まれてもうろうとしながらも頷いているカダフィ大佐と思われる人物が映っていました。
映像では、カダフィ大佐と思われる人物が救急車で搬送したのち担架に乗せられて無理矢理運ばれる様子が映し出されています。大勢に囲まれてしきりに何かを言われていますが、本人は意識がもうろうとしているためはっきりと返事することができず、ただ頷いているだけのように見えます。また、群集のカダフィ大佐に対する対応は非常に雑で、頭を掴んで無理矢理持ち上げている場面も確認できます。
カダフィ大佐(ムアンマル・アル=カッザーフィー)は、リビアの軍人、革命家、政治家で、大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国の最高指導者だった人物。1969年のリビア革命によって政権を獲得後、2011年に至るまで長期にわたり独裁政権を維持しましたが、2011年のリビア内戦によって政権は崩壊、自身も反カッザーフィー派部隊によって殺害されました。