1世紀以上もの間、夫婦として連れ添っていた2匹のゾウガメカップルが、なんと115歳にして破局し話題となっています。このカップルは、オーストラリアの動物園で暮らす妻のビビと夫のポルディで、妻のDV(ドメスティック・バイオレンス)が原因で破局を迎えました。
2匹ともに115歳だというこのゾウガメは、スイスのバーゼル動物園から36年前にオーストラリアへやってきたといい、子供のころから一緒に飼育されていた幼馴染だといいます。そのため100年以上パートナーとして暮らしてきた間柄だといえます。
しかし最近になって妻のビビの様子が豹変。1人になりたがるそぶりを見せ、夫ポルディを攻撃するようになりました。
動物園は2匹の仲を修繕するために専門家を招集。カウンセリングを受けさせ、一緒に遊ばせたり媚薬を飲ませたりと、さまざまな対処法を試みたといいます。
しかし、2匹の関係が元に戻ることはなかったといい、体重が100kg以上あるゾウガメが互いを攻撃すると簡単に相手を殺してしまうこともあることから、別々の檻で飼育されることとなりました。
その後も、ビビにポルディの匂いが染み付いた作り物を渡してみましたが、ビビは全く反応を示さないといいます。
動物園側も、昔のように復縁すること願っているそうですが、100年以上積もったビビの鬱憤がいつ晴れるのかは分かりません。
100年以上連れ添った妻のビビに愛想を尽かされた夫のポルディの気持ちになるとやりきれませんが、どうにか早く復縁してくれるといいですね。