近年では、食の国際化によって食卓にさまざまな国の料理が並ぶようになりました。そのことにより、西洋の食器であるフォークでないと食べにくいものと、東洋の食器である箸でないと食べにくいものが混同するようになりました。この事態によって、平和な食卓では東西どちらの食器を使うかで東西紛争と呼ぶべき争いが起こっています。
そんな緊急事態に対応するべく開発されたのが、今回ご紹介するフォークと箸(チョップスティック)を合体させた画期的な食器「Chork(チョーク)」です。この食器こそが、第三次世界大戦を防ぐ鍵かもしれません。
チョークは、一見すると持ち手が二股に分かれているだけの、ただのフォークにも見えます。ところがそんな単純なものではありません。
単純にフォークとして利用する以外にも、持ち手部分をひっくり返すことで二股に分かれた部分を箸のように持つことができ、箸の代用品として利用することができます。さらに、2つにぱかっと割ることで、本物の箸としても、2本のフォークとしても利用することができます。
箸が苦手な人にとっては、くっつている二股状態なら簡単に箸として利用することができ、さらにいざとなればフォークとしても利用できるため非常にユーザーに優しい設計となっています。また、2つに分けた場合には、2本のスプーンとしても利用できるためサラダなどを混ぜるときには重宝するといいます。
非常にシンプルで単純な仕組みですが、使う人に合わせて使い方を変えられる見事な食器チョーク。食卓のグローバル化によって生み出されたグローバルな食器といえそうですね。