身体障害者の行動範囲を広げてくれるアイテムといえば車椅子です。以前、オフロードにも対応した全地形対応の電動車椅子「Action Trackchair」なんてものをご紹介しましたが、こういった車椅子を利用しても日常生活で不便なことはまだまだたくさんあります。
しかし、今回ご紹介する次世代型電動車椅子「Tek RMD」を使えば、これまで補助が必要だった動作も1人で行うことができます。
次世代型電動車椅子「Tek RMD」は、自宅や公共施設といった日常におけるさまざまな雑事をよりスムーズに行うことを目的として開発されました。
通常の車椅子では、車椅子への乗り降りを1人ですること難しく、さらに立ち上がるなどの動作を行うことはほぼ不可能でした。しかし、この新型車椅子「Tek RMD」を使えば、非常に簡単に立ち上がることができ、公共施設などのあらゆる場所でより自由に行動することができます。
非常にコンパクトな構造となっており、これまで車椅子で入ることのできなかった場所、出来なかった作業を行えるようになっています。また、動力源は電気で、3日に1度の充電が必要といいます。
「Tek RMD」は、トルコ・イスタンブールの研究開発会社AMS Mekatronic社がしました。現時点では、大々的には売り出されていませんが、近い将来、もっと多くの人が購入できるようにしたいとしています。