手を振るだけで、思い通りに機械を操作するのは夢のまた夢のような話にも聞こえますが、最近では手作りで作れちゃうようです。
未来型電動スケートボードや安川電機の次世代ロボット「SmartPal VII」などにも使われるマイクロソフトの「キネクト(Kinect)」と「Arduino Uno」を使って、手の動きだけ操作することのできるラジコンヘリコプターが制作されました。ちょっと超能力者チックな操作中の動画をご覧ください。
ご覧のとおり、床に置かれたラジコンヘリコプターが男性の手の動きに合わせて移動しているのが確認できます。操作方法は、左右の手の位置によって旋回や上昇下降などの動きが決められており、後は移動させたいように手を動かすだけです。
仕組みを大まかに説明すると、まず男性の手の動きを「キネクト(Kinect)」が読み取り、その情報をパソコンを経由して「Arduino Uno」に伝え、最後に「Arduino Uno」が「S107 ラジコンヘリコプター」が受信できるように赤外線四号を変換して、「S107 ラジコンヘリコプター」に信号が送られ作動するということのようです。また、「キネクト(Kinect)」は、手、頭、腰の動きをx、y、z座標という3次元的な立体情報として検出しているといい、部品はオンラインショップで購入したということです。
オンラインショップで買えるような簡単なものから、これほど複雑なものが作れるなんて一昔前には考えられませんでしたが、現在ではDIYで作れるようです。この方法を用いれば、ヘリコプター以外のラジコンでも手の動きだけで操作できるラジコンが作れそうですね。