自動車が作られて以来、エンジンやその形状はさまざまに変化してきましたが、ドアに関してはほとんど変わっていません。その様式は、通常のパコパコ開くドア、近年になって登場した「スライドドア」、ガルウイングドア、ハッチ型ドアなどです。
しかし今回は、まるで消えてしまうようにドアが下向けにスライドするドア「Disappearing Car Door」をご紹介します。
ご覧のとおり、このドアはまるで消えてしまうように開く予想外の構造をしたものです。開いたドアは自動車の床部分に収納され、乗り降りするときの煩わしさを解消してくれます。またドアが上下に開くため、座席には専用の肘掛が設置されています。
これまでにない、かなり画期的なドアデザインで、生産コストもそれほど変わらないようです。かなりカッコイイと思うのですが、動画の公開時期が2007年のを考えれば、5年もして普及していないのは何かしらの問題点があるのかもしれません。
こちらは「BMW Z1」の動画。同じような機構が採用されていたようです。
やはり、採用されながらも普及しないのは何かの理由があるようです。もしくは時代がデザインに追いついていないのかもしれません。