最近では、着実にユーザー数を増やし日本でも存在感が増してきているSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の「フェイスブック(Facebook)」ですが、今年、2012年8月までに、そのユーザー数が10億人を突破するという驚くべき可能性が浮上し大きな話題となっています。猛追する「Google+(グーグルプラス)」を引き離し、SNSの巨人はどこまで拡大するのでしょうか?
今回の調査は、アメリカのデジタルマーケティング会社iCrossingが発表したもので、同社のベテランアナリストであるグレゴリー・ライオンズ氏によると、フェイスブックがこのままの成長を続けると2012年8月、つまり今年の夏ごろには10億人ユーザーの大台にのるだろうと予測しています。
ライオンズ氏はブログのエントリーの中で、アメリカとイギリスにおけるフェイスブックの成長が鈍化していることを認めつつも、インドやブラジルをはじめとしたほかの国での成長に期待できるとしています。実際、各国のフェイスブック普及率は、アメリカの49%、イギリスの47%に対して、インドの3%、ブラジルの16%と圧倒的に少なく、これは同時に伸びしろがたっぷりあることの裏返しでもあります。
また、フェイスブックのユーザーは2011年9月時点で8億人いることが発表されており、10億人までの2億人は全体ユーザーの25%程度しかないため、不可能ではない数字だとも言えそうです。
今後の成長の鍵は、英語圏以外の国と新興国での普及となりそうです。