ソフトウエア世界最大手、米マイクロソフトは1日、次世代パソコン向け基本ソフト(OS)「ウィンドウズ8」を公開した。タブレット型コンピューターに搭載でき、卓上型パソコンでもタッチスクリーン方式による操作ができるようになる。
タッチパネルの搭載などはアップル社の「iPad」を意識したものと考えられる。
操作の動画は以下から
OS概要は以下の通り
・SoC含むチップセットのパートナーはインテル、AMD、Qualcomm、TI、NVIDIA。
・Windows 8 はデスクトップやノートでも、タブレットでもひとつの「Windows 8」が走る。
・ハードウェア要求仕様は従来 (Windows 7) と同等かそれ以下。従来のWindows 7 PCはすべてWindows 8にアップグレード可能。
・「Windows は常に時代に適応してきた。Windows 7はウルトラポータブルノートのトレンドに対応して効率化した。Windows 8 が取り入れるトレンドはタッチ、没入感のある(イマーシブな) 体験、そしてウェブ。」
・フルスクリーンとタッチに最適化された新アプリの開発プラットフォームは、ハードウェアアクセラレーションが有効なHTML 5とJavaScriptベース。Windows 8 が登場した瞬間に多数の開発者がアプリを提供できる。
・タッチ操作の場合、ワイド画面タブレットの横持ちが基本。画面外(画面端)の左からスワイプしてタスク切り替え、右からスワイプして「検索」や「ホーム」「設定」などのメニュー。両手で端末をホールドしたまま、左右の親指で操作できる。
・フルスクリーンで起動するWindows 8 アプリでも、フォアグラウンドでのマルチタスクが可能。
・従来型のデスクトップやウィンドウなど「クラシック」UIもサポート。Metroと同時に動き一瞬で切り替わる。
・「スナップ」を使った画面分割マルチタスクは、従来アプリと新アプリも並列動作できる。
グーグルやアップル社に遅れをとっているマイクロソフト社が新OSによって巻き返せるかが注目を浴びている。