ローマ法王ベネディクト16世(84)が、iPadを使って世界中の人々へメッセージを発信し、その後YouTubeに映像を掲載しました。ツイッターを使ってメッセージを発信したのは歴代ローマ法王の中で初めてとなります。
また、ヴァチカンのポータルサイトも合わせて公開されました。
伝統の世界にもIT化の波は迫っているようです。
今回開設されたヴァチカンのポータルサイトは、出版物・テレビ・ラジオから情報照合がなされたり、ローマ法王の書面でのメッセージ・スピーチの写真やライブストリーミング映像など様々な情報を発信するのに利用されるということです。
ベネディクト16世の最初のつぶやきは「Dear friends, I just launched [the website].Praised be our Lord Jesus Christ!With my prayers and blessings, Benedictus XVI.’(親愛なる友人よ。ウェブサイトを公開しました。私達の主イエス・キリストを賞賛しましょう。祈りと祝福をっ!!ベネディクト16世)」というものでした。
この試みにはインターネットを上手く用いて信者を増やし教義を広める狙いがあるようで、すでにウェブサイトだけでなくフェイスブックやユーチューブを利用していることからも、その積極的な姿勢が伺えます。それと同時に、協会側と信者との新しい形のコミュニケーションを模索してるようです。
21世紀になり、社会が大きく変化する中で既存の組織にも大きな変革が迫られいるのかもしれません。