12月30日、インターネットの通販サイトで、本物のパソコンに酷似したディスプレイ用のパソコンセットが「飾り用」といった表記が無いまま販売され大きな波紋を呼んでいます。購入者の中には、値段の誤表記と思い本物のパソコンと勘違いした人もいるようで、キャンセル出来るのかなど不安が広がっています。
話題となっているネット通販サイトでは、19,425円の商品がセール価格で9,866に値下げされて販売され、売り切れとなりました。しかし、別のネット通販サイトでは、飾り用と表記された同じ商品が、先ほどのサイトよりも4,038円安い5,828円で販売されていました。
今回問題となった商品を巡ってネットの質問サイトでは、返品するためにクーリングオフなどを含めた法的な問題の解決策の質問が多数寄せられています。
このディスプレイ用パソコンの購入者に対してネット上では、「スペックを見ずになぜ買ったのか?」「安すぎることに疑問を持たなかったのか?」という疑問も持ち上がっていますが、どうやら購入者の多くは「ディスプレイPCセット」を「ディスプレイ(モニター)とPC(パソコン)のセットと受け取り、値段が誤表記されたものと勘違いし転売目的で急いで買ったため、性能を確かめたり本物のパソコンかどうか調べなかったりしなかったようです。そのことが今回の問題の大きな要因ともなっているようです。
販売会社は来年4日まで休業としているため、この問題の解決は来年4日にならないと進展しない可能性も高いようです。「飾り用」と表記しなかったことについての法律的な問題は、いろいろと言われていますが、現在のところどうなるのかはっきりとは分かっていません。