「可愛い女の子にキスされたかと思って目を開けると、そこにはオカンがいた・・・・」これはまさに悲劇ですが、こんな事態がアメリカ・ミネソタ州の高校で発生し物議を醸しています。
ことの発端は、ミネソタ州にあるローズマウント高校のイベントで行われたイタズラです。この催し物では、目隠しをした生徒に誰かがキスをするというものでしたが、目隠しをされた生徒はてっきり他の生徒がキスをするものだと思っていた。しかし、実際には親がキスをするというイタズラが計画されていたのです。
今回、事件が発生したのは12月8日に行われた父兄参加のイベントでした。そして、目隠しをしてキスをされたのはウィンタースポーツのチームでそれぞれキャプテンを務める生徒たちでした。
この罠にまんまとはまった生徒たちの中には、親と情熱的なキスをするあまり、抱きしめ合ったまま倒れこんでしまうという者まで現れました。
この様子を撮影した動画をユーチューブで公開したところ、アメリカ中から非難が殺到。これには同校の校長John Wollersheim氏が「楽しいイベントにするつもりでやりました。しかし、映像を見て気分を害した人にはお詫び申し上げます」と謝罪を行いました。
ユーチューブのコメント欄には「これが面白いか?」「学校と両親は恥じるべきであり、道徳的にも間違っている」「親とのキスなんて想像できない」という意見も寄せられる一方、「イタズラは完璧に大成功だった」とイタズラ自体の成功を評価する声もあります。
また、このイタズラにかかった生徒という人物は、「人生の残りはこのトラウマが付きまとう」「学校への敬意と両親に対する信頼を失った」「母親の顔をもう見れない」「正直、恥ずかしくて学校を歩けないので転校しないといけない」と、傷ついた心の声を吐露しています。
思春期の繊細な時期にやってしまったこのイタズラ、ユーチューブで世界中の目に晒され永遠に残ることを考えれば、イヤになる気持ちもも分からなくもないですが、まぁ数年後には笑い話になるでしょうから頑張ってもらいたいものですね。