ユネスコの世界遺産などで知られるマチュ・ピチュがあるペルー有数の都市クスコの空に、大きな火の玉が現れたことが話題となっています。この火の玉は隕石と見られており、8月25日の午後14時に閃光を放ちながら墜落しました。
専門家によると、この隕石は干ばつによって荒廃している街の南に落ちたようで、森林火災の原因となったとみています。地元当局と国家警察は現在、隕石の落ちた場所を捜査中です。
ペルーでは、2007年にもボリビアとの国境近くに隕石の落下が見られたといいます。その隕石はバスケットボールサイズだったようで、落下によって13mほどのクレーターを作りました。破片からは、イリジウム、鉄、ニッケル、コバルトが検出されました。
映像では真っ赤に燃えた小さな太陽のような隕石が見てとれます。実際に見た人は、興奮の恐怖の入り混じった複雑な感情を抱いたかもしれませんね。