イギリスのスーパー最大手のテスコが野菜嫌いの子供のために面白い試みに挑戦している。
なんと、オレンジ、紫、エメラルドグリーンなどのカラフルな色に品種改良されたカリフラワーを「レインボーパック」として販売するというものだ。
果たして子供達の心を掴むことはできるのか!?
テスコ側は、もはや芸術と言っても過言ではないこのカリフラワーで子供の好奇心や驚きを引き出し、カリフラワーを食べてもらうことを狙っている。また、カリフラワーが第二次世界大戦中および大戦後に食糧配給で配布され、学校や家で食べさせられたことや、子供が健康のために無理に食べさせられていたことからくるカリフラワーへの悪いイメージを払拭させる狙いがあるようだ。さらに、ここ10年で野菜の売り上げが35%低下したことがカラフルな野菜を開発することに繋がった。
悲しいことに、過去2年で宿敵ブロッコリーの需要が2.5%拡大したにも関わらずカリフラワーの需要は6.5%減少しているという。
このカラフルなカリフラワーは、他のアブラナ科植物との自然交配によって生み出されたもので、色の割にはとても安全なもののようだ。
宿敵ブロッコリーに対抗すべく、本気を出し始めたカリフラワー。
カリフラワーの色仕掛けは果たして成功するのであろうか?