カセットコンロ用のガスボンベを使った手製爆弾で、住宅に放火しようとしたとして、兵庫県警尼崎南署は1日、同県尼崎市に住む県立定時制高の男子生徒(19歳)を現住建造物等放火未遂容疑で逮捕しました。
捜査関係者によると、生徒は「中学時代にいじめられた仕返しに火をつけようと思った」と供述しているといいます。
発表では、生徒は5月31日午後8時15分頃、同市内の住宅の敷地内で爆弾を爆発させ、放火しようとした疑いがもたれています。
同署によると、爆弾はガスボンベ3本を粘着テープでまとめ、油を染みこませた布を巻き付けて作っていました。生徒は点火したうえ、住宅に向かって投げていました。爆弾は破裂して高さ約2mの火柱が上がり、網戸やといが溶けたといいます。
なお、この事件でケガ人は出ませんでした。
高校生は1日未明、「尼崎で家に火を付けた。思ったより炎が上がり、怖くて逃げた」と同県明石市内の交番に出頭。同署が動機などを調べています。
中学時代から4年以上も経過しての犯行ですが、時間が経つことに恨みが増したのかもしれませんね。