大阪市が、教育委員会を除く職員約3万4000人に入れ墨の有無を尋ねた記名式調査で、約110人が「入れ墨をしている」と答えていたことが分かりました。大半が腕や足など人目に触れる部分の入れ墨だったといいます。橋下徹市長は、認めた職員を市民に接する機会がない部署へ配置転換する方針を固めました。
市関係者によると、約110人のうち環境局職員が約60人と過半数を占めたほか、こども青少年局などの複数の部局で申告がありました。タトゥーと呼ばれるファッション感覚の入れ墨が多いといいます。
また14日、、橋下市長は入れ墨問題に改めて苦言を呈し、「市民の目に触れるようなところに入れ墨を打つことが、『ファッションなんだから許せ』なんて、そういう見解には僕は全くくみしません。民間企業に行って、ファッションとか自分の個性とか、そういうものを全面に表現できるような職場につけばいいのに」と述べました。
大阪市では2月、児童福祉施設の男性職員が、子どもたちに腕の入れ墨を見せて威嚇していたことが発覚。橋下氏は「刺青をしたまま公務員にとどまるのはおかしい」と問題視し、今月上旬に調査を実施しました。
入れ墨に関しては「個人の自由」「ファッション」だという意見もあり、なかなか難しい問題ですが、さすがに公務員が入れ墨を打つのは問題があるように思えます。髪型や服装などと同じく、最低限のルールには従わなくてはいけません。また、環境局職員が過半数を占めている点もいろんな疑問が沸いてきますね。