まるで映画「スターウォーズ」に出てくるキャラクター”C – 3PO”のようなロボット「Ecci」が開発されました。
このロボットの何が凄いのかと言えば、人間のように特別なプラスチックで作られた骨、筋肉、腱に加え、視覚能力、そして、人間しかもっていない「間違いを訂正する能力を持つ脳」まで備えているというのです。
詳細は以下から(ロボットが動く動画あり)
「Ecci」はチューリッヒ大学の科学者チームによって開発され「Ecci」という名称は「Eccerobot」の略称からきています。
関節を動かすためには電気モーターが用いられ、脳に組み込まれたコンピュータは失敗から学ぶ能力があります。例えば、何かにぶつかったり、つまずいたりするとその原因を解析して、同じ過ちを避けるように行動します。目は1つしかありませんが、人間と同程度の視力を持っています。
科学者達は「Ecci」の開発によってロボットは新時代を向かえ、その技術は義肢の開発にも役立つ可能性があると期待しています。
また、この人工知能の研究は多くの可能性を広げる研究ですが、人間の能力の理解にも大きな助けになると考えられています。
大学の人工知能のための実験室のディレクターのRolf Pfeiferさんは「もしロボットハンドを人間の手のように動かせるなら、それは人工義肢の可能性を大きく広げます。また、人間の手にしかできなかった仕事をロボット化できることも意味します」と語りました。
この研究の資金は、EUの基金からの200万ユーロ(約2億3千万円)と民間企業からの3年間に受けた数百万ポンド(数億円)の資金で運営されてきました。
チームは、今後2ヶ月で「Ecci」の新バージョンを発表する予定です。