「不都合な真実」で見せたのと同じユーモアと人間味をもって、アル・ゴアは個人が気候変化に対してすぐにでもできる15項目を挙げています。ハイブリッドカーを買うというのもあれば、地球温暖化に対する新しくもっとホットなブランド名を考案するというのもあります。
ナッシュビルは彼の居住地、ティッパーは彼の妻
彼の主張を要約すれば、二酸化炭素量を減らし、減らしきれない分はお金で解決し、二酸化炭素量を減らすことを啓蒙しましょうということでした。
しかし、全ての主張に「経済」という要素を混ぜこんで話しているのに「いかがわしさ」を感じてしまいます。
カーボンニュートラルの推進者でありカーボンオフセットを強く推し進めることが、果たして気候変動に有効なのか、そもそも気候が変動することに問題があるのかをもっと研究する必要があるように思いました。
英紙デイリーテレグラフによると自身のベンチャーキャピタルの二酸化炭素取引市場や太陽光発電、電気自動車、スマートグリッドなどの環境市場の出資により資産が以前の120万ポンドから6000万ポンドとなり世界初の環境長者になったと報道したこともあり、経済的には成功しているようには思えますが・・・・環境問題の本質を深く考えさせられる講演でした。