ATRは、抱き枕型の通信メディア「ハグビー」を発表しました。
ハグビーは、大阪大学の石黒教授が2010年に発表した「テレノイド」と同じ形をした、携帯電話ホルダ付きビーズクッションです。バイブレータとマイコンが内蔵されており、相手の声の特徴に応じた振動を生成することで、通話相手をより身近に感じながらコミュニケーションを取ることができます。
「ハグビー」は、2つのバイブレータでドックンドックンという心臓の一番ベースの鼓動の音を作っています。鼓動のスピードと強弱は、人が話す声の大きさや高さなどのいくつか規則に従っています。またテレノイドをお年寄りが抱いて使っていたことから、抱けるタイプになったといいます。
ハグビーの値段は4935円でヴイストンから販売されます。さらに石黒教授がこれまでにデザインしたロボットや創作物を展示する「H.Ishiguro デザイン展」が秋葉原のヴイストン ロボットセンターで開催されます。
将来的には、内骨格ロボットに発展させたいといい、バイブレータや特殊なセンサを内蔵することで、一方のロボットを抱くことで他方のロボットが反応するようにしたいといいます。