想像してみて下さい。1990年代後半、ティム・バーナーズ=リーと名乗る若者がいきなりやって来て、自作のワールド・ワイド・ウェブというシステムを提案してきます。イアン・リッチーはその場にいました。しかし、彼は買いませんでした。これは情報・ネットワーク、そして失敗から学ぶことについての一口話です。
イアン・リッチーは、インターネット上で提供されるハイパーテキストシステム「ワールド・ワイド・ウェブ」が、歴史の中でどのように発案され生み出されてきたのかを説明します。
時代は進み、1990年代後半、ティム・バーナーズ=リーと名乗る若者がイアン・リッチーの前に突然やってきて「ワールド・ワイド・ウェブ」に関する提案を受けたといいます。しかしこの申し出を、断ってしまいました。
イアン・リッチーの失敗から学べる教訓は、「誰がではなく、何をしているのか」に注目し、何事にも真摯に対応することだといえます。歴史に残る大偉業を、自ら棒に振ってしまわないようにするためには、常にあらゆる細かなことにまで気を向けないといけないのかもしれませんね。