東海大学チャレンジセンター・ライトパワープロジェクトのソーラーカーチームは、10月にオーストラリアで開催される世界最大級のソーラーカーレース「ワールド・ソーラー・チャレンジ」への参戦にあたり、パナソニックや東レなど多数の企業からのサポートのもと2011年型ソーラーカー「東海チャレンジャー」を開発しました。
ワールド・ソーラー・チャレンジでは大陸を横断する3000kmのコースを走破するといいます。、また、東日本大震災を受けて走行距離の長いソーラーカーの必要性を感じ、それに向けての研究開発をしているそうです。
東海チャレンジャーのソーラー部分には、パナソニック社が独自に開発したHIT(ヒット)太陽電池を搭載しています。 HIT太陽電池は結晶シリコン基板と、アモルファスシリコン薄膜を用いて形成したハイブリット式の太陽電池で、太陽電池の搭載面積が限られたソーラーカーでも、効率の良い発電が可能です。ボディ面では、東レの炭素繊維トレカなどを使用し、車両重量140kgと前回の160kgからさらに20kgの軽量化を実現しました。
また以前は日本が世界でもトップクラスだったが取り組む組織が減ってしまった、企業の開発したものを結びつけるテレメントリシステムなどを開発しているといいます。エネルギー技術が世界進出の中でキーポイントとして、それを伸ばすためにも東海大学はソーラーカー開発を進めていくといいます。
将来、ガソリンや電気を車にわざわざ補充しなくてもいい時代が来るのもそう遠くないかもしれません。