ハリウッド俳優のロバート・デ・ニーロが行う「デ・ニーロ・アプローチ」に代表されるような、非常に貪欲な役作りのために体重を激変させた10人の俳優をご紹介します。体重だけでなく、人相、態度、雰囲気まで見事に役に入り込んでしまっています。
1.クリスチャン・ベール/「バットマンビギンズ」(45kg)
「マシニスト」のため短期間で30kg減量した後、「バットマンビギンズ」のために、短期間で筋肉質の体型を維持しつつ32kg増量しました。
2.ヴィンセント・ドノフリオ/「フルメタル・ジャケット」(32kg)
スタンリー・キューブリックが監督を務めた映画「フルメタル・ジャケット」で32kg増量し、教官のしごきのために狂ってしまう新兵を演じました。
3.ジャレッド・レト/「チャプター27」30kg
わずか2ヶ月間で30キロ増量という課題を与えられ、食事の回数を増やし、炭水化物中心の食事に。さらにアイスクリームを溶かし、それを飲んで常に胃を満腹にして太りました。この急激な体重増量が原因で一時痛風を患い、車椅子生活を送るはめになり、その後、食事をハチミツとレモンだけに限定し元の体重に戻ったといいます。
4.ロバート・デ・ニーロ/「レイジング・ブル」(27kg)
ミドル級チャンピオンにまで上り詰めた鍛え上げられた肉体と、引退後の肥満体型を表現するために体重を27kg増量しました。
5.Rob McElhenney/「It’s Always Sunny in Philadelphia」(24kg)
フィラデルフィアのバーを舞台にした海外ドラマで24kgも太りました。
6.ベニチオ・デル・トロ/「ラスベガスをやっつけろ」(20kg)
テリー・ギリアムが監督を務めた映画「ラスベガスをやっつけろ」で20kg体重を増やしました。
7.ジョージ・クルーニー/「シリアナ」(14kg)
役作りをして挑んだこの作品で、ジョージ・クルーニーはアカデミー助演男優賞、ゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞しました。
8.シャーリーズ・セロン/「モンスター」(13kg)
主人公の娼婦のアイリーンを演じるために体重を13kgも増やしました。
9.レネー・ゼルウィガー/「ブリジット・ジョーンズの日記」(13kg)
イギリスの女流作家ヘレン・フィールディングの同名小説が原作のため、アメリカ人のレネー・ゼルウィガーがブリジットを演じることに批判もありましたが、ゼルウィガーは大幅に体重を増やしてブリジット役に取り組み、高い評価(アカデミー主演女優賞候補など)を得ました。
10.ラッセル・クロウ/「ワールド・オブ・ライズ」(29kg)
過去に「グラディエイター」など3作に渡りリドリー・スコット監督作品に出演した事があり、スコットと縁のあったラッセル・クロウは「ワールド・オブ・ライズ」においてスコットより電話で直接オファーを受けましたが、その時の第一声は「体重を20キロ増やして欲しい」だったそうです。