作家の村上龍さんとエフエム東京社員の延江さんが、毎週時事について語っているRVR。今週は、居酒屋チェーンを運営している「ワタミフードサービス」の従業員自殺に対してストレスが原因と労災認定がされたことについて語っています。また、有名なコピペについても言及しています。
今回のワタミ従業員の自殺と労災認定について延江さんは、専門家によると80時間以上の時間外労働をすると異変をきたすとしているといいます。それに対し村上さんは自身の体験を踏まえて、モチーベションがあると時間外労働をしても不調をきたしにくいといいます。
また噂のコピペ(下参照)について村上さんは、短距離と長距離を例えに出して「苦しくなるとすぐ休む」「僕の場合、限界に挑んだことがない」といい、自分の感覚とワタミ取締役会長・渡邉美樹氏の感覚のズレにショックを受けたといいます。また、渡邉美樹氏の意見にどうしていいかわからなくなったといいます。そしてパン食い競争の漫画を例にだして「パン食い競争に勝つより、そのパンをおいしく食べようとする人のほうが好き」といいます。
いろんな考え方があっていいとは思いますが、法律は守らないといけません。そして、「頑張る」ということの方向性は、人によって違うことも渡邉美樹氏には理解してもらいたいものです。
(『日経スペシャル カンブリア宮殿』の発言コピペ)
ワタミ社長「『無理』というのはですね、嘘吐きの言葉なんです。
途中で止めてしまうから無理になるんですよ」
村上龍「?」
ワタミ「途中で止めるから無理になるんです。
途中で止めなければ無理じゃ無くなります」
村上「いやいやいや、順序としては『無理だから→途中で止めてしまう』
んですよね?」
ワタミ「いえ、途中で止めてしまうから無理になるんです」
村上「?」
ワタミ「止めさせないんです。鼻血を出そうがブッ倒れようが、とにかく一週間全力でやらせる」
村上「一週間」
ワタミ「そうすればその人はもう無理とは口が裂けても言えないでしょう」
村上「・・・んん??」
ワタミ「無理じゃなかったって事です。実際に一週間もやったのだから。
『無理』という言葉は嘘だった」
村上「いや、一週間やったんじゃなくやらせたって事でしょ。鼻血が出ても倒れても」
ワタミ「しかし現実としてやったのですから無理じゃなかった。
その後はもう『無理』なんて言葉は言わせません」
村上「それこそ僕には無理だなあ」