作家の村上龍さんとエフエム東京社員の延江さんが、毎週時事について語っているRVR。今週は、延江さんが被災地へアルバイトに行ったため株式会社G2010の船山浩平さん社長と日本経済を語るということについて語ります。
村上さんは、”日本の景気”という報道自体に疑問を呈し、日本経済自体が大企業から中小企業までの私企業の集積なため、「日本」という枠組みで経済をとらえることはできないといいます。しかし、高度経済成長期などには日本自体の経済の成長が、個人の経済に大きな影響を与えていたと指摘します。
国家レベルでは対処できない問題が多く生まれているのは、経済の国際化(グローバル化)と地域化(ローカル化)が進んだためだと考えられます。経済の状況と個々の企業の関係性の複雑化は、これまで国家に集中していた権力構造が、大きく変化する時期に来ていることの表れだといえそうですね。